ずっと探してたものを見つけたのに
僕らは気付かず通りすぎてしまう
習慣は残酷だ
感覚は日々鈍っていく
初めて触れたそのときから
これ以上のものはいらないと思っていたはずなのに
時間は存在を当たり前にして
言葉を置き去りにしていく
あたたかい手のぬくもり
傾いた橙の空
ほつれたバッグから覗く緑色も
全部となりに君がいたから
美しく焼き付いているんだ
この街で過ごす日々を捨たら
輝くどっかにたどり着ける気がしてたんだ
平凡は傲慢だ
ちいさなトゲは増えてゆく
嬉しいときには1番に伝え
悲しいときには泣きわめき八つ当たり
感情が流れたとき
いつも近くで受け止めくれたのは
誰ですか?
心さえ失わずに
遠い未来の不安とか捨てて今
この瞬間に感謝したら
「じゃあね、明日ね」って言った顔がまた見られる
それだけで奇跡だと 気づくんだ
どんなに小さな種子でも
やがて芽が出て水になり
渇いてた僕らの喉を潤すんだ
たまに立ち止まって少しずつ
歩んでく、育んでいく、それが生活
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